- 「忙しくても頑張れる人だけが成功できる」と思っている
- 取り組みにかける時間は人並み以上なのに、成績はあまりよくない
誰よりもストイックに取り組んでいる自信がある!
……のに、思い通りの結果を出せない……。辛いよぉ〜。
実はその原因が『休息』にあるとしたらどうでしょう?
「休み方へのテコ入れ次第で、伸び悩みが解消するかも……?」
と考えられれば、まだまだ希望を持てるハズです。
【結論】休める時には、ひたすらに休め
頑張りたいのであれば、その分しっかりと休む必要があります。
特に トップレベルの活躍を狙っている人達こそ 活動での疲労は大きくなります。
その分だけ質の良い休みを充分に確保しなければ、そのコンディションを維持し続けることはできないでしょう。
どの分野においても当てはまる道理ではありますが、生産性の感じにくい『休息時間』に対してテコ入れをしようとする人は中々いないでしょう。それ故に、意識できている人と そうでない人とで差が生まれるやすいのです。
休めているからこそ、頑張れるコンディションを確保できる
周囲との競争、日々の自分磨き、新しい挑戦……。
頑張りの数々で心身ともに疲労が溜まれば、アクションの質はどんどん低下してしまいます。
それが繊細な作業であれ 力仕事であれ、自身の能力を出しきれない程に疲れてしまえば、成果や効率に大きく影響することは間違いなし。
評価が落ちれば シンプルに 損。
及第点すら逃してしまえば、費やしていた時間がムダとなり最悪……。
そんなネガティブな未来が想像できるなら、
素直に心身を休めて、回復してから再挑戦したほうが良いでしょう。
病気やケガも起こしにくくなり、アクシデントにも強くなる
上で書いた「能力を出しきれなくなる」というのは、無意識中に働いている能力についても同じことーー。
- 集中力・注意力
→ 繊細な技術 や 周囲との連携 の際に必要 - 記憶力
→ 計画立て や 約束事 など、計画通りの活動をするには必須 - 身体の免疫
→ 活動の中で不調をきたさないための 自己管理に
など、普段であれば大した問題ではないことでも つまづくようになり、意識しなければ対処できなくなります。
落ちた能力が原因でミスをしてしまえば、余計な手間を増やしてしまったり、取り返しのつかない事態に陥る可能性だって考えられるでしょう。
そんな不安を抱きながら作業を続けるぐらいなら、一旦しっかりと休んで コンディションを整えた方が確実。
疲労も不安も取り払えば、少ない苦労で効率良く成果を出していけます。
リフレッシュできる上に 活動をスマートにこなせるようになるのですから、休息を取るのに後ろめたさを感じなくても良いんですよ。
良く休めているときほど、良い閃きが起きやすい
休んでいる時の思考は、活動している時とは全くの別モノーー。
趣味やリラクゼーションなど ”仕事以外の取り組み” に触れる機会を持つことで、活動ばかりに凝り固まっていた思考が 柔軟性を取り戻せます。
本業以外の要素にも着目する機会を得られるため、忙しく活動している時よりも革新的なアイデアを閃きやすいのも 良いポイント。
大きな変化が欲しいのであれば、あえて休みをとる勇気だって必要。
いいアイデアを呼び込むきっかけになるかもしれません。
効果的に休むための方法
休むことだって必要であるとはいえ、休んでいる間の生産性は ほぼゼロなのも事実……。
「休んでいる時間がもったいない」という感覚も分かります。
どうせ休むのであれば、短時間で効率良く疲労をとれたり、休んでいる間にいい刺激を受けられるような”有意義な休息”となるように調整したいところ。
そのための心得として、以下3点を取り上げていきます。
①活動を連想させるモノは視界に入れない
休息の効果を最大限に引き出すには、真逆である ”活動” を意識しなくてすむ環境に身を置くのが大事ーー。
慣れてしまっている活動に対しては、少しのきっかけがあるだけで 無意識に構えてしまいますからね。わざわざ時間をとって休んでいるのに、無意識の中でずっと臨戦体制であれば 疲労が抜けてくれません。
心身の疲れを取るために、活動に関する刺激はなるべくシャットアウト。
- 関わるアイテムが目に入らないようにする。
- 外部からの連絡・情報網などから距離を置き、自分に届かないようにする。
などの工夫で、休息時間の間だけでも 活動との縁を断ち切れるようにすると、効率よく疲労を取ることができるでしょう。
- 活動に関するモノには掛け布で隠す。
- スマホやパソコンの待受画面を趣味のモノへと置き換える。
- 休みの時に良く利用する音楽や映像を流す。
- ラフな服装に着替える。
など、身を周りを “休息時のコーディネート“ で整えるのも効果的。
活動時の思考を、より確実に切り離していけますよ。
②雑念が離れない時には、軽いアクティビティで気分転換
休息の質を高めるために、軽い運動を挟むのも効果的ーー。
休みたいのに運動を勧めるのは矛盾するように感じるかもしれませんね。
ですが、休む体制を整える手段として 大いに役立ちます。
忙しかった日々の中で突然自由な時間ができても、すぐにリラックスできる人ばかりではありません。ギャップに対応しきれず、心にモヤモヤとした雑念を抱えたまま時間をムダにしてしまう場合だってあるでしょう。
そんな時には無心で身体を動かす時間を作りましょう。
良い汗をかけば、雑念も取り払われて リフレッシュしやすくなりますよ。
一度軽く疲れることで、より深く質の良い休息がしやすい体勢を整える役割もあります。
言うなれば、休息に対して”助走”をつけるような取り組みですね。
③自分に強制させるモノは機能を切っておく
効率的に休みたいのであれば、自分にアクションを強制させるような仕組みは、根本から機能を切っておきましょう。
- 目覚まし時計
- リマインドのためのアラーム
- 他人との約束ごと
など、何かしらの行動を強制させられると 責任に締め付けられて心が休まりません。
もし、調子が悪いなどで計画通りにこなせなければ、余計な負い目を感じてしまい ムダなストレスを抱えてしまうことになるでしょう。
しっかり休みたいなら、スケジュールは空に。課題は全て取り除くのがベスト。
”タイマー”など 強引に思考や行動を切り替えさせる仕組みは全て切っておき、他人との約束などは 休みたい日を避けて設定するのが理想的。
”どうしてもその日にやる必要があるタスク” 以外は、あらかじめ消化しておくか、後日に消化できるように計画を練っておくといいでしょう。
これはメインの活動以外も同じ。
たとえ趣味であれ、自分を追い詰めるようなルールは 取り払っておくのが理想です。
職業病など、作業をしていた方が落ち着けるのであれば、休日にやってみるのもアリ。
ただし、その場合は”速さ”や”成果”にこだわらず、のびのびと挑戦するのが良いでしょう。ゆったりと取り組むことで気分転換になり、活動にも活かせる新しい発見ができるかもしれませんよ。
まとめ
- 大きな成果をあげられている人ほど、休む時にはしっかりと休む。活動と休息のメリハリを持たせている。
- しっかり休めているからこそ全力で活動していけるし、ケガや事故などのアクシデントにも対応しやすくなる。
- ゆとりを感じている時ほど、活動に活かせる”良いアイデア”を閃きやすく、休んで体力回復するだけでなく、新しい発展につながる可能性もある。
日常で細かく発生する 『休み時間』 についても、まとまった休日と同じくらいに大事。
”ストレッチ” や ”仮眠” など、質の高い休息時間を 活動の合間に細かく挟んでいければ、良いコンディションを維持しやすくなりますよ。
オンも全力、オフも全力……。
メリハリのある活動が出来ると 格好いいねぇ〜。