学習・自己啓発

人は忘れて当たり前【という事実を受け入れ、備えるのが成功者】

この記事は こんな人にオススメ
  • 忘れにようにと努力をしているが、すぐに忘れてしまってイライラする
  • 記憶作業が苦手で、漠然と「覚えろ」と言われると 困ってしまう
リトル・ダック

記憶力なんて、努力次第で何とかなるんじゃないのぉ〜?
訓練で、円周率を何百桁も覚えられる人だっているしさぁ〜?

ぜぶそに

一般人がそんな訓練をして、本当に記憶力が上がるかは怪しいモノです。「つい忘れてしまう」ーーそう素直に認めた上で、速やかに思い出せるような仕組みを作っておく方が確実に被害を防げますよ。

【結論】忘れる前提で備え、スムーズに思い出せ

“物忘れ” や “記憶違い”などによるトラブル……、悩まされている人も多いことでしょう。

残念ながら、根本的な解決方法はありません。

被害を抑えたいのならば、『忘れたことに対するフォロー』をスムーズに行えるように備えておくのが一番確実です。

人は、忘れるようにできている

人の記憶力なんてアテになりません。どう足掻いたところで 忘れます。

全てを忘れなかったとしても、部分的に忘れることは日常的にあり得るでしょう。そして忘れた部分を間違った情報に置き換えられて、“誤った記憶” が作られてしまう事態も充分に起こり得ます。

この現象自体は 脳の仕組みによるモノであり、忘れる事を恥と思う必要はありません。

ただ “忘れる” ことが分かっている以上、対策をして被害を防ぐーー。
成功者を目指すならば、この努力は忘れてはいけません。

『忘れない』なんて、信用されない

『人は、忘れるように出来ている』。
この事実は、どの業界どの界隈においても変わりません。それもあって『記憶力』に対する信頼性なんて 無いも同然なのです。

責任が問われる場において求められるのは『正確な情報』と『信頼できる情報源』。
常に忘れる可能性のある『個人の記憶』なんて、危なっかしくて全くアテにされません

さらに言ってしまえば、記憶力に信頼を寄せている人も “危険人物” として煙たがられます。絶対の保証がない記憶を頼りに動いていれば、いつどのタイミングで大きなミスを犯すか 分かったものではないですからね。

たとえあなたが知っておらずとも、信頼できるデータを必要とされているタイミングで呼び出せればいい

社会が必要としているのは『記憶力』ではなく『情報整理力』なのです。

習慣にすべき『備忘の備え』

必要なタイミングで、必要な情報をすぐに呼び起こす事さえできれば、記憶力に関する悩みはゴッソリ解決できるでしょう。

そのための備えとして役立つ方法を紹介します。

『忘れていること』に気付くための備え

「今の自分は必要な情報を忘れている!」と、”気付くための備え” を確保しましょう。

“忘れている” ことを自覚できていなければ、思い出すためのアクションを起こせませんからね。

よく見返すモノに備忘の工夫を織り交ぜてみたり、忘れているであろう未来に対して通知が届くように設定しておくなど、出来ることは沢山あります。

『メモ』

新しく見た・知ったこと、思いついたアイデアなどを、大雑把で良いので書きまとめておきましょう。

その記録をこまめに見返す習慣をつけるようにすれば、記憶から飛んでいたとしても 見返す度に思い出すことができるでしょう。

媒体は何でもOK。紙でも、スマホでも、携帯性と記録のしやすさが自分に合っていれば、充分に役割を果たしてくれるでしょう。

『スケジュールリスト』

その日にこなすべきタスクをまとめたリスト。

どの時間に、どれを優先するかなどを明記しておくことで、忘れたり優先順位を間違える事態を防げるでしょう。

計画の種類に合わせて色や記号などを使い分けるなど、自分なりのテンプレートを決めておくことで、記入・確認それぞれが楽になりますよ。

ぜぶそに

『Googleカレンダー』を使えば、同期しているデバイスそれぞれでスケジュールの追加・確認ができるので便利です。

『リマインダー』

忘れてしまっているであろう未来に対して、あらかじめセットしておく備えです。

完全に忘れてしまっていた場合、自分が「何かを忘れている」とさえ気付けないでしょう。思い出すためのアクションを起こすきっかけも無いから、忘れたまま過ごすしかありません……。

そんな最悪の事態を防ぐため、しっかりと覚えている間に、思い出したいタイミングに合わせて通知が届くようにセットしておく。これで速やかに記憶を復元でき、フォローにうつれるでしょう。

特別忘れてしまいやすい情報は、期間のうちに何度かリマインドできるよう複数の通知をセットしておくと、スムーズに思い出しやすくなりますよ。

忘れてしまったことについて、詳しく思い出すための備え

単語や情報などを学んだり、やるべき事の詳細や順序について思い出すための備えは、また別の形になります。

リストの形式で、忘れている事をピンポイントで調べ直せるようなモノが理想的。
手の込んだリストを作れば、制作過程で記憶に強く焼き付けられるので、学習方法の一つとしても良し。

『自分辞書』

自身の人生の中で出会う “深く知るべき知識” のみを選りすぐり、自分専用の辞典として書きまとめてみましょう。

内容は “自分が知る必要があり調べた” モノのみなので、見返す際に余計な情報が紛れ込みにくいのが良いところ。自分にとって分かりやすい表現でまとめれば、よりスムーズに思い出せる事でしょう。

最近では専用のアプリなども出ており、デジタルデバイスで作成するのがオススメ。
見出しで検索をかけられるようにすれば、すぐに欲しい情報に辿り着けます。

ぜぶそに

自分専用辞書アプリの『Newpedia』が作りやすくてオススメ。
作成した時点の内容を隠す機能もあるので、暗記シートのような使い方もできますよ。

『チェックリスト』

タスクを優先順位やまとまりに分けて書き出したリスト。順番や進捗の確認に役立てます。

書かれているタスクは 順序に従って消化していけばOK。
活動の進展を把握するのに役立つのは間違いなし。クリアした項目も見返せば 努力の実感もしやすいので、モチベーションアップにも役立つでしょう。

ぜぶそに

タスク整理アプリ『Trello』がオススメ。
記録も確認もしやすく、デバイス間での共有も可能な便利ツールです。

まとめ

人は忘れて当たり前
  • 絶対に忘れないなんて不可能。
  • 仮に覚えていられたとしても、大事な局面では 正確な “記録” の方が信用される。記憶力を上げようとする努力自体はメリットが少ない。
  • 忘れてしまうことは不可抗力であると受け入れ、忘れるであろう未来に向けて “思い出すためのフォロー” を準備しておく方が有意義。
ぜぶそに

学校のテストなどでは “覚える” ことを重要視されていますが、社会では記憶以上に “情報を管理” できる能力の方が大事にされています。

正確な情報を 適切なタイミングで引き出せるように構えておけば、たとえ記憶力が無くとも立ち回っていけるでしょう。

リトル・ダック

覚えられることは覚えておくに越したことはないけどねぇ〜。

でも、忘れてもいいって分かっただけで、何だかプレッシャーが減ったような気がするよぉ〜。